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KSF・CSFとは?

KSF(Key Success Factor)とは、ある市場や事業で成功するために欠かせない要因のことで、主要成功要因と訳されます。CSF(Critical Success Factor:重要成功要因)もほぼ同じ意味で使われ、目標を達成するために、とくに押さえるべき要因を指します。 たとえば、短納期が求められる市場では生産体制や在庫の持ち方がKSFになり、技術の差で選ばれる市場では開発力や技術営業の質がKSFになります。KSFは、市場の構造や顧客のKBF(購買決定要因)、競合の動きを分析して見つけます。KSFを決めると、どこに経営資源を集中させるかがはっきりし、そこからKGIやKPIを設定する流れにつなげられます。

KSF・CSFに関する記事・資料

KSF・CSFに関連する記事4件・資料2件。

形式

KSF・CSFが必要になる課題

  • KPIの候補が10個を超え、どれを追えば受注につながるのかを決められない。
  • 問い合わせ数などのKPIは達成しているのに、受注や売上といった最終目標が増えない。
  • マーケと営業で、目標に向けて何を優先するかの認識がそろわない。

構成要素・分類

KSF・CSFは、目指す状態から現場の行動までをつなぐ流れの中で、KGIとKPIの間に置く。

段階役割例(BtoBで新規の受注を増やす場合)
Goal目指す状態を言葉で表したもの既存顧客に頼らない売上の柱をつくる
KGIGoalを数字で表した最終目標新規顧客からの受注額を年〇〇円にする
KSF・CSFKGIの達成に最も効くプロセス。いちばん大きなボトルネックを解消する取り組み受注の見込みが高いリードを、時期を逃さず営業に渡す
KPIKSF・CSFがうまく進んでいるかを測る数字。原則1つにする営業が商談にした件数(月〇件)
PIKPIを動かすための、手前の段階の数字リード数、営業に渡す条件を満たしたリード数

KSF・CSFを置くと、KGIと日々の行動が1本の筋でつながる。KPIはKSF・CSFの進み具合を測る数字なので、ここを決めないままKPIを選ぶと、達成してもKGIに効かない数字を追い続けることになりやすい。

候補は、3C分析やSWOT分析などで現状を整理して出すのが一般的。BtoBのマーケティングでは、受注までの段階(リード→営業に渡すリード→商談→受注)のうち、どこで件数が大きく減っているかを見ると、候補を挙げやすい。

計算式・判定基準

KSF・CSFに決まった計算式はない。候補を複数挙げたうえで、次の観点で比べて1つに絞る。

観点確かめること
いちばん大きなボトルネックかほかの候補を進めても、ここが詰まっていれば受注が増えない箇所か
受注に近いか受注から遠い段階ほど、改善しても受注につながるとは限らない
毎月、変化が見えるか月に数件以上あり、受注より早く動きがわかるか。件数が少なければ四半期で見る
自分たちで動かせるかマーケと営業の行動で変えられるか。景気や市場など、外の要因で決まるものではないか

数は、原則1つにする。候補を並べたまま複数持つと、現場がどれを優先すればよいかわからなくなり、KPIも増えていく。

決めたあとは、四半期ごとに「KPIを達成した結果、KGIが動いているか」を確かめる。効いていなければ、KPIの目標値だけでなく、KSF・CSFの選び方から見直す。

似た用語との違い(KSFとCSF・KGI・KPI)

KSFとCSFは、どちらも「重要成功要因」と訳され、実務ではほぼ同じ意味で使われる。使い分ける場合は、次のように分けることが多い。

用語意味
KSF(Key Success Factor)業界や市場で勝つために欠かせない条件。市場や競合の分析から導く
CSF(Critical Success Factor)自社の戦略や目標を達成するために欠かせない要因。自社の目標から導く
KFS(Key Factor for Success)KSFと同じ意味の別の言い方

KGIからKPIを決めるときに使うのは、自社の目標に向けた要因(CSFの意味)になる。

用語KSF・CSFとの違い
KGI最終目標を表す数字。KGIが結果で、KSF・CSFはその結果を生むための最重要のプロセスにあたる
KPIKSF・CSFの進み具合を測る数字。KSF・CSFが「何に取り組むか」、KPIが「それがどれだけ進んだか」を表す
ボトルネック目標達成を妨げている、いちばん詰まっている箇所。KSF・CSFは、そのボトルネックを解消するための取り組みとして決める

関連用語

KSF・CSFを考えるときは、次のような考え方も合わせて押さえておくと理解が深まる。

  • 最終目標を数字で表す考え方として、KGI
  • KSF・CSFの進み具合を測る指標として、KPI
  • KPIとその手前の数字を1枚につなげて示す方法として、KPIツリー
  • 候補を出すための現状分析の方法として、3C分析・SWOT分析

いずれも、最終目標と日々の行動をつなぐための考え方であり、KSF・CSFはその間で「何に絞って取り組むか」を決める役割を担う。

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